高音質で話題音楽プレイヤー「Bug Head」のインストール方法と使い方を紹介します。今回は、ASIOを使う「BugHead Nontallion」ではなく、WASAPI(排他)を使う「Bug Head PINK HQ」を紹介します。

追記(2021/03/28):PINK HQは、BugHeadに統合されました。Bug HeadでもWASAPI出力が使えます。



ステップ1 ダウンロード


まず、Bughead本体をダウンロードします。

開かれたページのDownloadsのところに、最新版のダウンロードリンクが表示されています。「package_(日付)_Bughead_x64.zip」をクリックするとダウンロードが開始されます。
画像の赤枠で囲った部分をクリック

次に、sexeというソフトウェアをダウンロードします。

開かれたページを少しスクロールしたところにある、「ダウンロード」のところにある、「sexe64exe010.zip」をクリックするとダウンロードが開始されます。
画像の赤枠で囲った部分をクリック

ダウンロードした2つのZipファイルを解凍します。解凍が終わった「BugHead」と「sexe」のフォルダを、ダウンロードから、別の場所へ移動することをおすすめします。※移動場所はうっかり消してしまわない場所をおすすめします。

ステップ2 sexeへのMinorityCleanの設定


更新(2021/03/28):ソフト製作者によって、MinorityCleanは配布されなくなったため、この作業は不要となりました。

解凍が終わった「sexe64exe010」のフォルダを開きます。フォルダの中にある「sexe64.exe」を起動します。

起動すると、次のような画面が表示されます。

まず、画像赤枠の「参照」から、解凍した「BugHead」のフォルダにある、「MinorityClean 123-〇〇○2 x64 SOAP」フォルダのさらに中にある、「MinorityClean123-〇〇○2_SOAP.exe」を選択し、「開く」を押してください。

〇〇○は、お使いのパソコンがIntel製CPUを搭載しているならば「AVX」を、それ以外のメーカー(AMDなど)製CPUを搭載しているならば、「SSE」を選んでください。わからない場合は、「SSE」を選んでください。

選択が完了したら、青枠で囲ってあるところのチェックボックスにチェックを入れて、画面下のOKを押します。

OKを押すと、「サービス MinorityClean123-AVX2_SOAP.exe を登録しますか?」というダイアログが表示されます。そしたら、「はい」を押してください。次に、「サービスに登録しました。サービスとして起動しますか?」というダイアログが表示されます。それも、「はい」を押して下さい。
「はい」をクリック。
「はい」をクリック

これで、sexeへのMinorityCleanの登録作業は終了です。

ステップ3 いよいよ本体の起動


Explorerから「BugHead」を解凍したフォルダに移動します。フォルダ内の「PINK HQ (バージョン) x64」を開きます。フォルダ内にある、「Startup.exe」を起動します。すると、画像のような画面が表示されます。

まず、赤枠で囲った部分をクリックします。(この作業は必ずやらなくても良いです。)

次に、青枠で囲ったところにある「Low」「High」「Super Black」「Extreme」の4つのうち1つを選択します。ここの選択で音質と再生までの時間が大きく変わります。再生までの時間は、High<Low<Super Black<Extremeの順になりますが、音質は左<右になります。(音質に関しては参考程度にお願いします。)詳しくは、配布ページや「Users Manual」をご参照ください。

最後に緑枠で囲ってある部分の中から、好きな色を選択してください。ソフトウェアの色になります。今回ここでは黒(Black)を選択します。

そしたら、画面中央の「START」をクリックして「Bug Head」を起動します。

もし、この画面を閉じたい場合は、タスクマネージャーではなく、中央右の「CANCEL」を選択してください。

ステップ4 楽曲の選択と再生開始


本体が起動すると、ユーザーフォルダ下の「Music」フォルダがデフォルト表示されます。ここから、再生したい楽曲のファイルを探します。楽曲がぐちゃぐちゃになっていると見つけづらいので、「MusicBee」等を使って、楽曲ファイルを整理しておくことをおすすめします。

フォルダ名をダブルクリックで下の階層に移動します。もし上の階層に戻りたいときは、一番上にある「...」をダブルクリックで戻れます。

再生したい楽曲ファイルを見つけたら、それをクリックします。(複数選択可能)今回はClariSさんの「FIght!!」を例に進めます。楽曲ファイルを選択したら、画面上部の赤枠で囲ってある「Play」をクリックします。すると、ファイルの処理が始まりますので、しばらく待ちます。待機目安は、30秒~5分程です。起動時に選択した「Sound Quality」(青枠で囲ってある部分)と、パソコンのスペックによって時間は変わります。
ファイルを選択したら、「Play」をクリック

ファイルの処理が終了すると、画像のような画面が表示されます。そしたら、赤枠で囲ってある「Play」をクリックで再生が開始されます。
「Play」をクリック

すると、8秒後に再生が開始されます。「PINK HQ」では、Windowsで設定された再生デバイスに、WASAPI排他モードで出力されます。再生を停止または他の楽曲を聞きたくなったときは、画面上部の「STOP」をクリックすることで再生を停止できます。再生を停止した場合、次のファイルを再生するために、またファイルの処理が必要になります。

おまけ1 再生中のポーズのやり方


再生中にポーズをしたくなった場合は、画像で赤くなっている部分を右クリックするとメニューが現れるので、そのメニューに有る「Pause」をクリックで一時停止できます。再開したい場合は、またメニューを開いて「Pause」をクリックすると再生が再開されます。このとき、処理時間は不要です。
赤くなっている部分を右クリックでメニューを表示

おまけ2 「Rewrite Data」の使い方


「Bug Head」に付属している「Rewrite Data」を使えば、他のプレイヤーの音質を改善することができます。まず、「Rewrite Data」を管理者権限で開いて、プレイヤーのインストールフォルダを探します。(exeファイルがある場所)そしたら、その場所を「Rock on」して、「START [Rewrite Data]」をクリックで終了です。

どうやら削除されたMinorityCleanはRewrite Detaに組み込まれたとかなんとか。

まとめ


今回は「Bug Head」の使い方を紹介しました。もし質問がありましたら、コメント欄などにお願いします。

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